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松代そばとは? 善屋のそば歳時記

霜月(十一月)の歳時記 冬至そば=とうじそば
  冬至は二十四季節の第二十二、陰暦十一月の中気。陽暦では十二月二十二、三日ごろ。 太陽が冬至線(南回帰線)上に直射するときで、一年中で最も南の位置し、北半球に おける太陽の高さが最も低く、日照時間も最も短い。
  冬至には冬至粥(とうじがゆ)・冬至南瓜(とうじかぼちゃ)・冬至蒟蒻(とうじこんにゃく)など、特定の食物を食べる風がある。一部では、この日「ン」のつく食品(蓮根・金柑・饂飩など)を七種食すると幸運になる、とも言った。
また、冷酒を飲み、柚湯に入れば風を防ぐとの俗信もある。

  中国には「夏至(六月二十一、二日ごろ)は麺、冬至にはワンタン」のことわざもあるが、わが国では夏至の麺食は少ない。神奈川県川崎市多摩区菅、香川県大川郡白鳥町福栄では、日中が一番短い日なので冬至そばを「短そば」ともいう。福島県磐木地方、香川県三豊郡大野原町五郷(ごご)はじめ、香川県塩江(しおのえ)町上西・綾歌(あやうた)郡綾南(りょうなん)町小野ではそば、栃木県塩谷郡栗山村川俣は練り、安蘇郡葛生町仙波ではけんちん汁で食べる。岡山県邑久(おく)郡長船(おさふね)町では、長いものを食べるとよいといい麺類を打つ。長野県稲里町では、冬至の夕食は必ず南瓜を入れたオブッコ(薄打ちのうどん)を食べ、同市七二会(なにあい)では南瓜ほうとう。
変わりそばなら、柚切りが最適である。静岡県引佐(いなさ)郡久留女木では、南瓜を煮て食べ、そば稈を焚いてその煙をかぐ。これは中風にかからぬためという。

「そば歳時記」新島 繁(中公文庫:P222~223)


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